ミッションオイルは本当に無交換でいいの?
(18/08/29)
自動車の説明書やメンテナンスノートを見ると、ミッションオイルと言われる
オイルはシビアコンディション時はこの距離でと記載がされてますが・・・・・
保険の約款と同じで、ちゃんと見られている方はあまりいらっしゃらないかもしれませんね(^_^;)
さて、あるお客様からこんな質問をいただきました。
「「ほかの車屋さんでオートマオイルやCVTのオイルは無交換でいいよ」って言われたんだけど
本当に無交換でいいの??実際おれのくるまはミッションのオイルゲージがないし、交換できないよね??」
わたくし、きのじいは今まで25年整備士をやってきましたが、無交換でもいいオイルというのは
ほとんど聞いたことがありません。なぜなら、使い続けていくにしたがって高性能なものほど
汚れや水気などをオイル自身が取り込み劣化していくからです。
たぶん、ほかの車屋さんは
無交換でいい=交換しなくても不具合や故障にはなりにくいオイル
という意味で無交換でいい。と言っていると思います。(また、交換する設備、機材がないからかもしれません)
なぜなら、ミッションオイルもオートマオイルもCVTオイルも
交換するとあきらかに調子が良くなる
からです。交換すると調子が改善するということは・・・・・→交換の必要がないオイルとは言えませんよね?
当社では、さまざまな車に対応可能なオイルをご用意し、純正品のオイルでないと不具合が出る車はオイルを取り寄せ
各種のオートマ、CVTのオイルを今まで交換してきています。
日本車はもとより、ゴルフ等の外車も実績がございます。お声掛けくださいね。
シビアコンディションって・・・・なに?
(18/08/10)
昔のお話ですが・・・おきゃくさまからこんなお話をいただいたことがあります。
「おたくのオイル交換のシールを見ると、3000キロ毎ってなってるけど
説明書を見ると10000キロから15000キロ毎って書いてあるよ?早すぎね??」
なるほどなるほど。確かに説明書を見るとそのように書いてあります。
しかし、別の所にこうも書いてあるんですね。
「シビアコンディションは別の所を見てください」
それをご説明するとお客様は「なるほどぉ。この辺走ってる車はほぼ100%シビアコンディションだなぁ」
とつぶやいて帰って行かれました。
車の点検時期は厳密な事を言うと車一台一台、使用条件が違うので違ってくるのが当たり前です。
メーカーはこれを「ノーマルコンディション」と「シビアコンディション」という名称で分けています。
ノーマルコンディション=平地を一定の速度で走ることが多い車
シビアコンディション=登坂路や山坂の走行が多い。過走行車またはチョイ乗りばかりの走行が多い車
というのが大まかなくくりですが、私たちの車検で使うハンドブックには・・・・
このように詳細な記載があります。
つまり、飯田下伊那で生活している車はほぼ、山、坂が必須ですし、
お買いものだけ「キラヤにちょっといってくるわぃね」
と毎回2~3キロしか走らない。なんて車もシビアコンディションになるのです。
(エンジンは温まるまでは燃料が濃いので温まらないうちに停めてしまうことが多いと、
特にガソリンがオイルに混入しガソリンでオイルが薄まってしまうことになります。)
車は便利ですし、生活には欠かせないものですが、飯田下伊那の地形上、
シビアコンディションで管理をする事が結果的に車の寿命を延ばすことになるのです。
特にオイルは汚れてないから交換の必要はない。という昔ながらの方程式は
当てはまらないのが現代の車の常識なのですね。
エンジンのなかはどうなってるの?
(18/08/06)
「エンジンの中はピストンが上下して力を生み出しているんですよ~」
そんな事をよくお客様にご説明するのですが・・・・。これって見てみないと
実感がわきませんよねぇ。ええ。
ちょうど、今、エンジンのオーバーホールを始めた旧車のダットサンがありますんで
みなさんにピストンの仕事ぶりをちょっとお見せしちゃいます。
なかなか、見れる映像ではありませんよ。
(ちなみにこれは遊んでいるわけではなくて、スムーズに回転するか確認している
時の映像です。きのじいが人力で回しましたので少し肩が痛いです(笑))
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